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  米国民の物語は移民と多様性の物語である。米国はどの国よりも多くの移民-- 総計5千万人以上 --を迎え入れてきた。そして今でもなお年間70万人を受け入れている。過去、多くの米国の作家はメルティングポット(人種と文化の坩堝)という考え方、新たな移民は故国の習慣を放棄し米国のやり方に順応していくというイメージを強調してきた。典型的な例をあげるなら、移民の子供たちは両親の第一言語ではなく、英語を学んだ。しかしながら、米国人は近年、多様性により大きな価値を置くようになり、少数民族の集団は自分たちの文化的遺産を復活させ、祝うようになり、移民の子供たちはバイリンガルとして育つことも多くなった。

  アメリカ大陸に絶えず流入してくる人々は米国人の国民性に深い影響を与えてきた。故国を離れ未知の国に来るには勇気と柔軟さが必要である。米国民は独立心と楽観主義のため、すすんでリスクを引き受け、新しいことに挑戦することで知られている。長く米国で暮らす米国人が物質的豊かさや政治的自由を当然のものと思うようなら、身近の移民の人たちが、そのような恩恵がどれほど大切なものかを思い起こさせてくれるだろう。

  移民は出身地の文化を米国の地域社会に持ち込むことで米国を豊かにしている。アフリカ系アメリカ人は、今では、クリスマスとクワンザというアフリカの儀式に由来する祭りの両方を祝う。ヒスパニック系アメリカ人は、5月5日のシンコ・デ・マヨの祝日には街頭市やその他の行事で彼らの伝統を祝う。エスニックレストランは多くの米国の都市にあふれている。自身がアイルランド系移民の孫であったジョン・F・ケネディ大統領は、新・旧の移民の混合を概括して、米国を「対等な地歩から人生を再出発した、移民の社会。古い伝統の記憶がまだ失せぬうちに、未開の分野を切り拓こうとする人々の国.... これが米国の秘訣である。」と称した。

- 米国務省国際情報プログラム局出版「アメリカ合衆国のポートレート」から要約 -

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